オカバーの商品は安全か。ヱビスビール編

ラジオでも話題にしたのオカバーで出している飲み物の安全性、調べていきたいと思います。
ちなみに安全性といっても農薬問題や肥料問題などいろいろありますが、ここでは放射性物質に特化して調べていきます。

ただし、前提条件として、計測の不可能性と基準値は無いということを確認しておきます。矢部史郎さんの『放射能を食えというならそんな社会はいらない、ゼロベクレル派宣言』にも書いてありますが、放射性物質は偏在するという性格を持つので、科学的にはすべての原料、すべての商品を計測しないと意味がないということです。麦畑の中でも放射能の高い場所と低い場所とほぼゼロに近い場所があり、一定量の水の中でも放射性物質は均質に存在しているわけではないそうです。ですから、ちょっとサンプルをとって調べたからといって安全が確認されるわけではありません。さらには、計測者が誰なのか、どういう立場の人間なのか、ということも考慮しなければなりません。数字が小さいほうが得をする立場であれば、当然計測結果を小さく偽装している可能性が見込まれます。そしてもうひとつ、安全基準値などというのは政府が勝手に決めているものであって、本来は存在しません。基準は飽くまでゼロかどうかです。以上のことをふまえた上で、調べていこうと思います。(もっとよく知ってる人はぜひ教えてください)。


●まずはサッポロビールがつくっているヱビスビール。
オカバーのベイス商品です。

企業側が、説明を出していました。

放射性物質に関する品質保証体制について
http://www.sapporobeer.jp/info/news/0003/index.html
企業側によれば、セシウム134、セシウム137は2012年7月1日まで検出されていないとのこと。ただし、原料の水と製造後のビールのみの検査で、麦とホップの検査はされていません。そして当然のことですが、企業側が安全だと言っているから安全だと判断するわけにはいきません。


●麦について

それで調べてみると、栃木県産の麦の使用について調べている方がおられました。
3.11東日本大震災後の日本
http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/blog-entry-359.html
このブログによれば、2011年8月15日の時点で栃木県が発表していた二条大麦に関するデータ(今はリンクが切れています)では(検査機関=財団法人日本食品分析センター多摩研究所)、公表された9地区のうち7地区で放射性セシウムが検出されています。データでは、単純平均して1キロあたり32ベクレルということになっていますが、上で述べたとおり、放射性物質は偏在するので、平均化という作業は意味がありません。ですが、目安として9地区中7地区で検出されていた、ということは確認できます。

大麦からビールへの移行率の問題もあり、結果的にどれだけの量の放射性物質が商品に混入するのか、という計算は、上記のブログでなされており、一応の参考にはなりますが、ただ平均化は意味がないので、どう参考にしてよいかよくわかりません。さしあたり、2011年8月の時点では、栃木県産の大麦を使ってビールを作った場合、検出されるかどうかは別として、放射性物質がビールに混入する可能性があった、ということです。最新の大麦のデータや、栃木県産をどこの工場で使っているのかいないのか、などがわからないので、今のところはこれ以上はわかりません。その他、群馬や茨城でも二条大麦は作られていますが、これらの大麦はどこでどう使われているのかいないのか。



●水と工場の位置

次に、原料の水ですが、どのような水を使っているのか、企業のホームページには書かれてありません。
http://www.sapporobeer.jp/book/materials/index.html
こんなページはありますが、どこのどういう原料なのか書いてありません。そこで、地下水か水道水を使っていると仮定した場合、空間汚染と地下汚染を考慮すれば判断基準はどこの工場で作っているのかということになってきます。

オカバーで7月26日現在出しているヱビスビールの製造所固有記号は「H」で、これは九州日田工場(大分県日田市)の記号のようです。
ちなみに、各企業の製造所固有記号のまとめは以下↓
製造所固有記号@ウィキ
サッポロビールの場合は以下↓
http://www45.atwiki.jp/seizousho/pages/121.html
ぱっと見て気になるのはやはり、N:仙台工場(宮城県名取市)、K:那須工場(栃木県那須町)、L:千葉工場(千葉県船橋市)でしょうか。もちろんこれらの工場で作られたから危険だとは言えませんが、企業側の詳しい情報開示がない限りは、安心できません。

さて、九州日田工場では、水郷日田の名水を100%使っているそうです。
http://www.sapporobeer.jp/brewery/shinkyusyu/index.html
これが本当なら、水については、他の工場よりは安心できそうです。


●ホップ
ちなみに、2009年の時点で、サッポロビールの使っているホップはウィグル地区の新疆生産建設兵団から買っているもので、核実験場の近くなので危険だと書いている人がいます。
http://net-warshi.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-bf40.html
http://net-warshi.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-e6fb.html
根拠になっているブログ
http://kok2.no-blog.jp/tengri/2008/05/post_a611.html

これは、今回の東京電力放射能公害事件とは別件ではありますが、事実だとすると、サッポロビールの使っているホップは危険だということになります。



以上、ものすごく簡単にではありますがざっと調べてみました。結論からいうと、オカバーで出しているヱビスビールは、栃木県産の二条大麦が使われている場合は、安心できず、製造工場は九州日田工場なので、水については安心できそうで、ホップについては、ウィグル地区から輸入しているのであれば、危険である可能性が高い。となります。
原料の二条大麦については、九州日田工場に問い合わせる必要が出てきました。
ホップについても問い合わせる必要があります。


ということで、今の段階では、胸を張って「安全です」とは言えない、ということになりました。
情報が入り次第報告しますが、来店者個々の判断に今は委ねます。


その他の製品についても、今後少しずつ調べていくつもりです。
[PR]
by okabar | 2012-07-27 20:41 | こうがい
<< オカバーの商品は安全か。続・ヱ... OKABARADIO 4回目! >>