また、会うだろうと思っていたらいつの間にか会わなくなったり、数ヶ月、何年か経って再会したり

明日16日は、ハンガリチバーの予定ですが、店員Cが開店時間にこられないため、おたすけで常連Nがカウンターにたちます。

・前半→おにぎりと粕汁のセット、おつまみいろいろセット(売り切れ次第終了)
・後半→店員Cによるフランスビールと土産話(必聴)


ところで、昨日ブログにあげた閉店宣言は、常連Nから以下のようなおたよりをいただいたからあわてて書いた。書かなくちゃ書かなくちゃと思っていたら、永久に書けないのだね。
思わないことなんだわ。

(今回の記事のタイトルは、あだち充のマンガみたいに、記事内からことばを抜き出しました。)


おかばーのこと(おもいで話よもやま話)

おかばーとの出会いは6年半前、店長との出会いに重なります。店長は、出会って間もない頃、「今度から毎週木曜日に友達とホテルでバーするからよかったら来て」とうこと言ってにっこり笑いました。それからしばらくしたある木曜日、わたしは、おかばーを初めて訪れます。「ホテルのバー」というところでの、あのキラキラしたカクテルとおしゃれイメージにちょっと尻込みしながら向かいました。
だけど、そんな気取ったところはなく、手作感のある素朴なカウンターに少しほっとしました。店員Tとも店長と似たような背格好で、ゆっくりと低いトーンで話し、二人は兄弟みたいでした。しばらくして、隣に座った女の子がタッパーに入れた、おかずをくれました。それをつまんで食べました。少し話しました。
当時の私は見ず知らずの人と話すことなんてほとんどありませんでした。
帰り道、また来ようと思ったのか思っていないのかは定かではありませんが、その後も頻度はまちまちだけれど、わたしはおかばーに通うことになります。

月日は流れ、店員Tがおかばーをやめることになりました。このときは、店員Tがいないのなんて、もはやおかばーじゃくなってしまうんじゃないかと思いました。しかし、心配は無用でした。確かにそこは二人が作ったバーとはちがうけれど、また、にぎやかになりました。
いつも、たくさんのひとで席はいっぱい、立ち飲みがいつも出るほどの盛況ぶり。おかばーを知る人も増え、おかばーは出会いのあるバーとしていつの間にかとても人気がでてきました。

おかばーで、出会う人は不思議です。普段の生活では会わないような人ばかり。年齢性別仕事興味関心こういったものが、全然共通点のない人ばかりです。だけど、あの場所では不思議と話が盛り上がったり、意気投合したり。
その場で初めて会う人、ホテルに泊まっている外国人旅行客、いつの間にか打ち解けた常連同士。おかばーに行けば、誰かに会えるけれど誰に会えるかはわからない。通えば通うほど、今日会える人たちは今日しか会えない、そんな気持ちになっていました。刹那的だけれど、そういったことの心地よさがそこにありました。ここ1年くらい、わたしは、何かに駆りたてられるように、行ける時にはおかばーに通っていた気がします。おそらく閉店を予感してたのでしょう・・・というのは調子良すぎで、そんな気持ちがいつもどこかにあったからかもしれません。
親しい人に悩みを打ち明けて相談できるのと同じくらい、あまり知らない人との他愛もなくくだらない会話は、落ち込んでる時にひとを引き上げる力がある。そんな気がします。全く別の方法で。

じぶんとは全然違う考えの人たちがいるということ、おかばーではそれが良くも悪くもごちゃまぜになっています。共感するひと同士のつながりの深さ、同じ気持ちで向かっている人のひたむきさ、そういったものをエネルギーを感じると同時に、どこかこころが圧倒されるような気持ちになることがありました。そんなときはなるべく雑多でごった煮なおかばーなひとの中に入ると、ものすごく気楽なれました。案外どんなひとでも仲良くなれるんじゃないかって。

わたしは、単純に長く続いているものに信頼をおいています。きっと続く事の理由なんて案外ないのかもしれません。それでも、続いたし、続けた。
店長は、ゆるやかでわりと寛容なんですが、そこらへんまじめでずっと続けていた。それは、木曜日の期待を裏切りませんでした。

また、会うだろうと思っていたらいつの間にか会わなくなったり、数ヶ月、何年か経って再会したり。それが、何気なく起こる場所。

思いがけず話が盛り上がって高潮した気持ちで帰る日もあれば、落ち着いた話をしてゆっくり過ぎていく日もあれば、だれかの一言がグサッと刺さり落ち込みながら帰る日もあるのだけれど、おかばーに行かなければよかった、という日は一日もないのです。

あと少し、おかばーのつくった夜のすみっこがみんなの心のすみっこに残っていきますように。
みんなでなんとなく楽しかった木曜日が作れたらいいなーと思います。


                                                                                                           常連N

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by okabar | 2014-01-15 23:50 | おしらせ
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