詩誌『紫陽』24終刊号評 その2 駄々村の俳句

駄々村の俳句

ダダ貫氏の俳句の隣に共鳴するかのようにして掲載されているので、駄々村氏の俳句も紹介しておこう。


タンポポの綿毛にチンポポくすぐられ


タンポポとチンポポのハーモニーが良い。普通であれば躊躇なく良作としたいところだが、ダダ貫氏の作品のとなりにあることで、はからずもややかまととぶって見えてしまうのは私だけか。研ぎ澄まされキンキンとそそり立つ91歳と、チンポポくすぐられて喜んでいる若者とでは、やはり後者に胡散臭さを感じてしまわざるをえない。しかしこれは不幸な比較といったものであって、これひとつ独立した作品としてはなかなか素朴で良いと思う。タンポポの綿毛にくすぐられてむっくりと起きるほどの、それは敏感な先端である、ということだろうか。歳を重ねることでこのチンポポがどうなっていくのかが気になるところだ。
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by okabar | 2011-12-18 00:14 | よくぼう
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