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誰が風評被害を生んでいるのか(福島の風に聴く)

ども。元店員T、現在は給食のおじちゃんTてす。
今日、サイレントフクシマという映画を観ました。
昨日まで無料だったのにワイファイが切れていたため今日になって有料で観ました。良い映画でした。

そいで最近、この映画にも出てくるおしどりのまこさんのツイッターや、ちょこっと出演の矢部史郎さんのブログ、あるいは出演者はしてないけど牧野淳一郎さんのツイッターなどを観ながら、放射能汚染による風評被害についてふと考えたのです。
放射性物質は物質なので環境中にまんべんなく広がるのではなくムラができます。汚染された海や土地でも海産物や農作物がまんべんなく汚染されるわけではありません。農業の場合には汚染地域でも徹底的に除染してシートで囲って土や水を他所から持ってきて使えば安全な農産物が作れるかもしれません。海産物の場合も特定の個体は偶然汚染されていない可能性もあります。検査技術が向上し検査過程が透明になれば汚染地域とされる場所の産品も安全なものとして流通させることができるかもしれません。

しかし現状では消費者の立場では、どの商品が本当に安全なのか確証が得られません。ゆえに産地で選ぶことになります。人によっては福島だけでなく、東北、関東圏全般の産地を避ける人もいるでしょう(そこまで気をつける人が10年経った今どれくらいいるかはわかりませんが)。で、これを風評被害と言うなら、風評被害を生んでいる真犯人は信用を得られていない日本政府と流通産業なのではないかと思うのです。賢い消費者は本当に安全なら買います。日本政府と食品流通業の人間は本当に安全にしようなどとは思っていません。どちらが福島を見捨てているのか、どちらが風評被害を生んでいるのか、火を見るよりも明らかではありますまいか。ましてやこれに産地偽装で対抗したり、アルプス天然水ならぬアルプス処理水でヒラメちゃんを育てたりしてしまうような連中が相手なのです。風評被害の風はその強さをますます強くしていくばかりです。

ほいでこれ、十年前にも書けそうなシンプルな内容なんですが、なぜか今まで思いつきませんでした。風評被害という言葉の呪縛ですな。

写真は愛犬のミアちゃんです。
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by okabar | 2021-08-09 21:53 | わすれない
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